子供の頃、星を見るのが好きだった私は、北海道の寒空の下で良く星の観察をしたものです。ただ星を見ているだけで幸せだったのです。どうして、こんなに、星を見ていると幸せな気分になれるのか? 当時の私にはその理由が分かりませんでした。その謎が解けたのは、数十年後の自分を知った時でした。実は、私達は宇宙のミニチュアだったのです。宇宙っ子そのものだったのです。だから星を見ているだけで幸せな気分になれたのです。
人類はこれまで宇宙の謎を解き明かそうと、膨大な費用をかけ宇宙に探索機を送り込んできましたが、人間が宇宙のミニチュアなら、わざわざ探索機を送り込む必要は無かったのではないでしょうか?。人間を知れば宇宙を知ることができるのですから・・・。しかし、人類は、一番身近な人間を知ろうとしません。人間が人間を知らないで生きているのですから、実に不思議な話です。
今、人類は未曾有の危機に瀕しています。政治、経済、教育、環境など、すべての面でゆき詰まっています。これを打開するには真の人間を知り、人間を変える以外に方法はありません。真の人間を知れば行くべき道筋が見えてきて、人類が抱えているあらゆる難問が解決されます。政治が、経済が、科学が、宗教が、人類を救うのではありません。私達一人一人が自分を知り、自分を変えることで救われるのです。
自殺したいと思っている人へ送る手紙 -1- 自殺したいと思っている人へ送る手紙